見出し画像

本気で夢を叶えるならば、欲張りくらいがちょうど良い。仕事を楽しむ者に道は開ける

自由でいい、もっと欲張りでいい。それぐらいがちょうどいい。どんな人とともに働きたいか、その問いに金子正一は屈託のない笑顔でそう答えた。企業も人も、もっとあるがままでいい。今日の正解が、明日には不正解になる時代。型にハマらずに思いっきり働く人が、金子は好きだ。

ビッグビジネスはビッグチャンス。HRSだからできる大きな挑戦

HRソリューションズ(HRS)取締役兼専務執行役員の金子にとって、仕事とは自分自身が「すること」「すべきこと」にフォーカスすること、そして自分自身の存在意義や価値を感じることであり、何より楽しむ気持ちが欠かせない。

「HRSでの私の仕事は、アイデアややる気あふれる社員たちのサポートです。彼らになくて、私にあるもの、それは一言でいえば経験値です。

前職リクルートにて、フロムエーやタウンワークなど、アルバイト・パート採用領域の事業開発や推進に長く関わってきました。

経営資源に欠かせない『ヒト・モノ・カネ』の中で、最も重要なヒトに関わることは、企業の経営課題に深く関わることを意味します。特にHRSが関わる企業は、日本社会を支える大手コンビニチェーンや流通業など大企業が多いことが特徴です。出店や事業拡大など、お客様の大きな経営判断に対してどのような提案やサービスが提供できるか。

ビッグビジネス、ビッグチャレンジに若くから関わることでビジネスパーソンとして大いに飛躍できる機会がHRSには数多くある。そんな挑戦する社員を支え、社会にイノベーションを起こしたい。それこそHRSにおける私の存在意義であり、仕事の醍醐味だと感じています」

自らのビジョンを語る金子の顔が、より一層明るくなった。目の前の相手を話に引き込む話術と魅了も、多岐にわたるビジネスシーンで得た金子の強みだ。

テクノロジーと共に創る新時代の仕事の価値感

日々進化するITやAIの発展により、雇用・採用の現場に無限の可能性が拡がった。面接の調整や問い合わせの初期対応は、多機能なアプリやチャットボットの活用により時間もコストも大幅に抑えられるようになった。

煩雑かつ非効率的な業務をテクノロジーの力に任せることで、人が本来「やりたいこと」「やるべきこと」に注力することができるようになったと金子は感じている。それは人間が働くということの価値を上げることに他ならない。

「今後はこれまで以上に省人化に向けたご提案も必要になってくるでしょう。掃除や配膳はロボットに任せるなど。すでに一部はカタチになり始めています。任せられる部分はテクノロジーに委ねればいい。人間は『感動』を軸に働く時代になっていくでしょう」

空を飛べたら、宇宙に行けたら…、いくつもの夢や思いを叶えたいという人の欲求が社会にイノベーションを起こしてきた。テクノロジーを活かし、人間が働く新たな価値を創造したい。HRSであればその夢を叶えられる。金子はそう信じている。

いつだってフルスイング。欲求は仕事への大切なモチベーション

さとり世代、消費離れ、出世欲がないなどと言われる20〜30代。欲深いことは時にネガティブに捉えられがちだが、金子は必ずしもそうは思わない。

「憧れの時計や車を手に入れたい、家を建てたい、社長になりたい、起業したい…、人間誰しも欲がある。それは決して悪いことではない。若い人と対話すればわかります。誰しも大小はあれど、欲はある。その欲の力を活かしてほしい。

大切なのはその先を考えること。その欲求を満たすためにどのような仕事をすれば良いか、実現に向けてどれくらいの時間が必要で、どのような方法がベストなのか、考え始めることでプロセスが具体的に見えてきます。

正当に働き、その仕事によって自らの欲求が満たされ、周りの人々や企業、そして社会が豊かになればWin-Winじゃないですか」

私だって欲がいっぱいあります。もっとゴルフが上手くなりたい、まだまだ健康でいたい。そのために必要なお金を仕事を通じて稼ぎたい。その手立てを考え始めることで仕事へのモチベーションがわいてきます」

金子はゴルフのスイングを見せ、「まだまだこれからですよ」と軽快に笑った。

積み重ねの先に見えてくる夢へのアプローチを信じて

欲求へのアプローチは大事だ。ただその具体的な道筋を見つけるのは難しい。経験値やノウハウの乏しい状態では、そのプロセスはなかなか想像できないもの。社会に出て間もない頃の金子自身、その見えないアプローチに苦しんだ時期もあった。

「もどかしいですよね。辛いですよね。でも若いうちはそれも必要。迷うことも、失敗することも大切な経験値になる。困った時は私のような先輩たちに聞けば良い。その時は全力で向き合います。

大きな目標や課題解決をすぐに叶えられるようなことはなかなかあり得ない。2年、3年、少しずつ経験を積み重ね、チャレンジを続けた先にプロセスは見えてくるものだから」

そう語る金子の目は優しい。苦しいことは続かない。だからこそ目の前の仕事に楽しみを見つけてほしい。

仕事を楽しむ。それは理想論かもしれない。ただ、金子の中では正論だ。これまでに出会ってきた数々の経営者や仲間たち、夢を叶えた者は皆仕事を楽しむ“欲張り者”ばかりだった。「仕事ですか?もちろん楽しいですよ」。微笑む金子自身もその一人だ。

金子 正一(カネコ ショウイチ)
取締役 兼 専務執行役員