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ソリューションの種をまこう。革新的な一手がHRビジネスを飛躍に導く

まだ誰も想像すらしていない未来を、自分たちの手で創り出したい。その思いこそが新たなソリューションの種になる。やれること、できることを全部やろう。プロダクト・マーケティング部の東海林 大輝にとって、HR領域は無限の可能性を秘めたフィールドだ。


課題解決。目指したのはHRのお医者さん

まさに緊急事態、少子高齢化による働き手不足は日本社会の喫緊の課題だ。今まで通りの採用・雇用の手法では通用しない。旧態依然とした採用方法にメスを入れる革新的な一手が必要だった。

解決策は何か…、まずは現状を把握することが肝心だ。仕事を探す方法や採用に至るまでのタイムスパン、応募者の動向や心理がわかれば採用プロセスにおけるボトルネックが見えてくる。さらにHRSの強みである採用ビッグデータを掛け合わせることで、一手先を打つ募集・採用サービスを作れるはずだ。

新たな企画・開発に向けてディレクターを任されたのが、当時カスタマーサクセス部からプロダクト・マーケティング部へと異動したばかりの東海林だった。

試行錯誤を経て、2022年冬に採用分析ダッシュボード「ドクターリクオプ 」が誕生した。募集・採用プロセスの健全状態をカルテのように可視化させ、課題に対する解決策を処方する。思い描いたのは『HR領域の専門医』だ。

「ドクターリクオプのリリース後、ご利用いただいたお客様から『採用に向けた意思決定スピードが上がったよ』などと声をかけてもらえるようになりました。誰かの役に立ってる。その実感が何よりも嬉しい」

困った人を助ける優しいお医者さんのように…、名付け親でもある東海林の願いが“ドクター”という言葉に込められている。

ドクターリクオプ誕生。経験とノウハウ、支える人たちの存在が鍵だった

「以前から社内では『そんなサービスがあったら便利だよね』『HRSの採用ビッグデータを使えばきっと良いプロダクトができるはず』とプロジェクトの構想自体は誕生していました。ただ、その可能性が大きいが故に要件が広がり、開発に時間が掛かってしまっていました」

ディレクターとしての仕事の一歩目は、リリースまでの道筋を示すことだった。エンジニアや営業、顧客の声に耳を傾けながら求められる要件を絞り、プロジェクトが進むべき道を示すことが東海林の役割だった。

現場が本当に求めているものは何か…。かつて採用管理システム『リクオプ』のカスタマーサクセス営業として顧客先を回る中で見た光景が東海林の脳裏に浮かんだ。

欠員募集の案内から応募者対応までを日々の業務の合間にこなし、採用に関わる報告書の作成に追われる店長や従業員の姿だった。働き手を確保するための苦労が痛いほど東海林にはわかる。自身の経験や思いを伝え、開発と企画が膝を突き合わして議論を交わした。幾度となく修正や改善を重ね、『ドクターリクオプ』が誕生した。

「エンジニアに営業、そして開発に向けてアドバイスやヒントを下さったお客様、たくさんの関係者の力が合わさってこそできたサービスです」

志を同じくする人が集うことで、想像を超える課題を乗り越えられる。入社前にHRSの可能性を実感した瞬間だった。

ぶつかった仕事の壁、乗り越えた先にあった大切な気づき

大学では統計学を専攻し、卒論では調査アンケートの設計と有意性の分析をテーマに研究した。データ分析を軸に、統計や情報が示す未来を社会の発展につなげたい。早くから実践を積める環境の整った会社を求めて就職活動に励んだ。就活クライアントから提案された数十社の中の一つに「採用ビッグデータ」の文字を見つけた。それはHRSの事業内容の紹介ページだった。

入社案内で感じたのは、膨大な採用データの活用が示す可能性の大きさだった。面接では代表を務める武井 繁から、会社の将来性やデータを利用したさらなる事業展開などについて詳しく聞くことができた。武井は東海林自身の考えにも真摯に耳を傾けてくれた。会社の熱意と成長性を感じ、入社を決めた。

「今年で入社7年目、仕事にやりがいを見出し、楽しく働けるようになってきました。そう感じられるようになったのもHRSでの成長があったからこそ。正直、本当にここ(HRS)で良いのかなと悩む時期もありました。

今思えば、当たり前ですよね。大学を卒業したての自分に何ができるんだって。大事なのは『わからない』に気づくことでした」

強い思いで入ったからこそ、ビジネスの現場で感じた自身のスキルや経験の乏しさに、入社後数年は落ち込むこともあった。ただ過去を振り返る東海林の顔に後悔の色はない。

「若いうちから武井代表ら役員とともに商談に臨んだことで、高い視座で物事を考えられるようになりました。新人だから…、と簡単な仕事ばかりでは成長スピードが時代の変化に追いつかない。

私と同じように最初はギャップに悩むこともあると思いますが、ここ(HRS)でしか得られない経験がある。そのことに気づくにはある程度の時間と、支え合う仲間が必要だと思います」

豊かな実りを目指して、これからも種をまき続けたい

悩みや困難にぶつかった時に支えてくれたのは、ともに働く先輩や同僚ら仲間の存在だった。コロナ禍前は仕事終わりの食事会や休日に集まっては、互いの胸の内を話し合った。課題に対してのアプローチや考え方など、仲間の意見を聞くことで東海林の視野はさらに広がった。

「みんな熱い思いでHRSの扉を叩いた者同士。やり方や考え方は違えど、目指す方向は一緒でした。先輩にもよく悩みを聞いてもらいました。同じような悩みを乗り越えて、仕事に対する価値観ややりがいを見つけて生き生きと働く姿に憧れました」

リモートワークによってここ数年は同僚との食事も自粛する日々が続いた。少しずつ日常を取り戻す中、久しぶりの社員旅行が催された。メーンイベントは新潟での稲刈り体験、鎌を手に汗を流す参加者の中に東海林の姿があった。

「新卒入社や若い世代の同僚といろんなことを話す良い機会になるかなと思って。仕事のこと将来のこと、学生時代の思い出やハマっていることなど…、お互いのことを知る良いきっかけになりました」

かつて自身の悩みに耳を傾けてくれた先輩たちのように、社員旅行での会話が不安の解消ややりがいの発見に繋がってくれればうれしい。何よりこれから大きく育っていく後輩たちの姿に、東海林自身が刺激をもらった。

「まだまだ、これから。もっともっと自分も仕事もスケールを大きくしていきたい」

時代の変化は待ってはくれない。力強い仲間たちとともに、新たなソリューションの種を見つけ、社会を支えるような大木に育てていきたい。


東海林 大輝(ショウジ ダイキ)
顧客価値創造本部プロダクト・マーケティング部リクオプ企画
2017年度入社・青山学院大学社会情報学部社会情報学科卒

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